当社オリジナル製品の主力商品である、サーボドライバの検査を行っています。全製品について、検査用の機械に取り付け、動作指示を出し、全ての検査項目の動作を検査します。たくさんの検査項目を検査し終えた製品には、責任者として自分の名前の書かれた「検査合格書」を同梱します。
当社オリジナルサーボドライバ「Cuty」「Si」の基板、および製品検査を行っています。大きさも手のひらの半分ほどの小さなサイズからあり、黄色いカバーが付いたかわいい製品です。
品質の安定した製品でほぼ問題は出ませんが、出荷前の最後の工程ですので、不良を出さないようにしっかりチェックする必要があります。
当社オリジナルのサーボドライバ「Cuty」「Si」の製品検査の流れとして、まず全ての基板を検査します。検査した基板は、製造グループに運ばれ、基板とカバーとヒートシンクを併せて組み立てられ、製品となります。その製品はまたサーボ工場に運ばれ、全ての製品について検査します。
私は基板検査(通電検査)時に必要となる、動作するためのソフト(OSのようなもの)の作成も行っています。組み立てられた後の製品は、動作指示をソフトに書き込み、検査用のモータを取り付け、スイッチで操作できる試験機で実際にドライバに指令を送り、正しく挙動するかを確認します。
試験機は5つあり、一気に製品を取り付け、一気に検査を行っています。一つの製品についても20項目ほどの試験項目があり、検査に時間がかかるため、一日に検査できる数は20台ほどです。
出社後、掃除(10分ほど)と朝礼をします。お客さまからヒアリングした仕様や数量、納期等が落とし込まれた「製造指図書」が営業担当から送られてきます。それを確認し、納期までに終了させる必要があるので、そのための工程を立て、一週間の予定を前の週のうちに決定し、それを元に仕事をします。製品がたくさんあるので検査もたくさんあります。午後には昼礼を行い、午前中に何か問題がなかったかや、工程の進捗を確認し、その後に何をやるかを確認します。午後も検査を行い、終礼をし、掃除をして終わります。
先輩から検査内容を習得するのですが、先輩がたくさんいて、また先輩によって扱う製品(主幹担当)が違うため、習うことが多いです。多くの種類のドライバがあり、全く違うものもあれば、似たようなものもあります。同じような検査項目があると、どこが違うのかが明確にわかり、それだけ多くの知識を得ることができるのがやりがいであり面白いです。
常に注意する意識を持ち疑問を持って仕事を行う事です。検査作業を進めていくにあたって、作業の慣れから気の緩みが発生してしまう様になります、常に意識を持つポイントを作り、手順書に従いながら注意して作業を行うことと、仕事を進めていく際に不明な点があればしっかりと調べ自身のスキルアップに繋げる努力をしています。
大学の電気電子情報工学科で学んだ知識を活かして、世の中の為になる製品に携わりたいと思っていました。電気製品を扱う会社で何か有名なものがあるところを探していて、当社の全自動イカ釣り機を知りました。全自動イカ釣り機を動かすサーボモーターの制御技術や会社の製品であるサーボドライバについて魅力を感じ、仕事に携わり色々な事を学びながら技術を得ていきたいと思い当社に入社を決めました。
入社後1年間、一通りの研修を受けられたのは、今仕事をするに当たって大きなものになっていると思います。先輩と顔見知りになったり、製造や設計の知識を学べる有意義なものでした。
研修を経た後、社長に希望を伝えられる面談があるのですが、私は、周囲の先輩方の薦めもあり、この検査チームに入りたいと希望しました。私はもともと設計希望だったのですが、先輩から、「設計で図面は書けても、実物をよく知らないと、干渉したりなど、どうしても見落としが発生しやすくなる。検査チームなら、製品の問題点や改善点を発見でき、後々、設計に生かせる」と勧められ、検査チームを希望しました。
親身になって様々なアドバイスをくださる先輩がたくさんいらっしゃるのもこの会社の良いところです。
製品の理解度、電気回路、各種部品について知識を得て、自社の製品の検査、修理作業を一人で全て行えるようになることです。
自分で学んできた事、挑戦してきた事に自信を持ってください、そしてそれを強みにして下さい。自信を持つことで自分がどの様な人間であるのか、自分は何をやりたいか、何が得意であるのか、自分の思いを相手に強く伝えることができます。臆せずにしっかりと自分の思いを伝えていく事が大事です。