人と協働できる検査ロボットの撮像テストを行っています。これは人間の代わりとなり、傷や異物を見て仕分けることができる自動検査ロボットです。 検査用のカメラ調整と、その画像処理調整を行い、人の目で見えないものも見えるようにする役目です。
製品検査はこれまでは人の目で一つ一つ、傷や異物がないかチェックしていました。それをこのロボットを使い、製品を「手」で取り上げ、自分の「目」の前に持って行って検査項目を瞬時に撮像し異常を検知できるよう調整します。
画像処理は奥が深く、光の当て方や光の量、陰影の処理調整など、検査する製品によって細かな設定が必要で、「こうすれば、よりはっきり見えるだろう」という発想力が必要となります。
1.お客さまからの依頼、ワーク(検査させたい物)が届きます。
2.ワークを見ながら、照明の当て方、見せ方、検査方法等の作戦を立てます。(この際にワーク写真を詳細に記録します)
3.2を元に、撮像検証を実施。イメージが固まったら、記録をしながら本撮像をしていきます。
4.お客さまへの撮像レポートを作成し、提出します。
8:20 設計事務
9:00 お預かりしたサンプルの撮像テスト
12:50 ベストショットの抽出
15:00 テストレポートの作成
16:30 テストレポートの提出と営業へのフォロー電話
17:00 退社
(3D CADでの作図、モデリング、来客対応等も行っています。)
画像処理に携わって、物の見方が変わってきました。例えばショッピングに行って製品を手に取った時、細かなひっかき傷が目について、「これを『けんた君』に「NG品」だと判断させるためには、どうやって欠陥箇所が目立つように映してあげられるだろう?」といったことを考えたりします。
各種設定の前に、欠陥の影が浮き出るような照明の当て方にしたり、欠陥をとらえられるベストな位置・角度に持ってきてあげたり、といった工夫が重要になってきます。
知識以上に発想力が必要なため、思うようにいかない場面も多くありますが、自分で試した方法がうまくいった時など、トライしてはじめて分かる発見があり嬉しくなります。
まだまだ担当者として経験値が少ないですが、「けんた君」の魅力を最大限に引き出せるように工夫を重ねていきたいです。
設計工程~製造工程までがあるメーカーという点です。
そういったメーカーは多くはありません。
そして実際に会社見学をした時、設計者と現場の近さや、仕事をされている社員の方々の雰囲気に魅力を感じました。
社内教育が充実していることです。
まず1年は現場や設計など様々な部署をまわります。
社会人としての基本的な礼儀から、仕事の内容までじっくり身に着けることができます。
先輩方も優しく温かく接してくださるので安心してください。また、教育期間を通して社員としてなじみやすくなると思います。
けんた君をベースにお客様の設備全体のご提案が出来るようになりたいです。
けんた君単体では安定した検査が難しい案件も
例えばワークを回転させる機構を設置したり、補助ハンドを追加したりといったプラスαをする事でクリアできる場合があります。
現場経験まだまだ未熟ですが、設備に対する引き出しを増やし「担当者」として頼れる存在になりたいです。
私は学生時代、CADを専攻していたのですが、現在「ロボットでの検査・検証」といった全く想像もしなかった業務にも携わっているように、会社に入ってから身に着けることがほとんどです。真剣に取り組める姿勢があれば、何も怖がることはないと思います。
また、社名から固い印象を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は仲間とワイワイ盛り上がりながら検証することもあります。
会社の雰囲気は触れてみないと分からないので、是非見学にお越しください。